
スマートフォンは今や老若男女誰もが利用し、ビジネスの場でも無くてはならないものになっています。また、オフィスでは基本的にビジネスフォンが使われますが、スマートフォンと連携ができる機能があるのはご存知でしょうか?
ビジネスフォンとスマホを連携させることで、スマホがビジネスフォンの子機のように利用できます。
具体的には、外出先からオフィスで電話するとき内線通話が使え、客にオフィスからも内線呼び出しができるのです。
そこで今回は、スマホが子機のように使えるビジネスフォンのスマホ連携機能について詳しくご紹介いたします。
目次
1、スマホが子機に!ビジネスフォンのスマホ連携機能とは?
ビジネスの場で電話は必要不可欠なもの。
オフィス内ではビジネスフォンを利用し、営業マンや技術職員など外回りが多い部署ではスマホは必須アイテム。言い換えれば、スマホがなければ仕事が進みません。
そこで、現在のビジネスフォンの多くの機種には「スマートフォン連携機能」が搭載され、利用すればスマホをビジネスフォンの子機として活用できるのです。その連携方法はメーカーや機種によって異なりますが、基本的に専用のアプリをスマホにインストールして連携させる方法が取られています。
また、近年ではクラウドPBXを活用した「クラウド型ビジネスフォン」もサービス提供され、元々の機能とは別に広く活用されています。
スマホ連携機能の特徴
一番の特徴は、オフィス内のビジネスフォンと連携されたスマホが相互に内線通話が可能になること。これにより、オフィス内のすべての通話が内線化でき、通信費のコストダウンに大きく貢献してくれます。
外部においても、例えば営業マンが外出先から得意先に電話するときも会社の番号で発信できるため、プライベートのスマホを利用している場合でも安心して利用でき、会社の電話回線で外線発信できるので、使用料金の把握がしやすくなります。
また、会社にかかってきた外線電話を外出している社員に内線転送できるので、業務の効率化にも繋がります。その際、転送相手が電話に出られないときは、オプションの留守録メールと留守録ボックスを活用することで、連絡内容の確認がすぐに行えるので、ビジネスチャンスを逃しません。
以上のように、ビジネスフォンとスマホを連携させれば、子機としてビジネスフォンの機能の大半が使えるようになるので、通信コストの削減や業務効率化に効果的だといえます。
2、ビジネスフォン最新2機種のスマホ連携機能紹介
次に、ビジネスフォンに搭載されているスマホ連携機能を、以下の最新3機種を具体例にしてご紹介いたします。
- PLATIAⅡ Standard(SAXA)
- αA1(NTT)
PLATIAⅡ Standard(SAXA)のスマホ連携機能
Agrea HM700Ⅱは、コンパクトでスタイリッシュなデザインで、ひかり電話にも対応した人気のモデル。
スマホとの連携はSAXA専用のスマートフォン内線アプリ「MLiner」をお使いのスマホにインストールすれば、内線子機として利用可能。
アプリ画面は、分かりやすくて使いやすいデザインを採用し、着信履歴確認や電話帳表示などの様々な機能が迷うことなく直観的に操作できます。使える機能は以下の通り。
◆マルチライン対応
他の外線への着信状況が把握でき、他の人が保留した通話にも応答できます。
◆ビジネスフォンの電話帳が利用可能
ビジネンフォン側の電話帳がそのまま使えるので、スマホにいちいち登録しなくても名前表示されます。
◆ビジネスフォンの着信履歴が閲覧可能
ビジネスフォン側の着信履歴が確認できるので、対応できなかった着信に折り返しの電話ができるようになります。
αA1(NTT)のスマホ連携機能
スマホのビジネス活用を促進するNTTの最新機種。
NTTの電話、メール、簡易メッセージなど最適な伝達手段が選べるコミュニケーションシステム「αUC」にオプション加入すれば、スマホとの連携が可能に。ただし、連携機能の利用にあたっては、対応するビジネスフォン側への設定工事(有料)が必要になります。
具体的な利用法は、社員のプライベート用スマホがビジネス活用でき、ビジネス用法人携帯の支給コストや管理の手間が削減できます。
また、外出中はクラウド管理された電話帳が使えるので、取引先への連絡がスムーズにできるうえに、発信も会社の電話番号が通知され、もちろん通話料も個人の端末にはかかりません。
3、まとめ
スマートフォンは、今やビジネスには欠かせないツールとなり、ビジネスフォンと連携させることで更に便利に活用できます。連携させることで、ビジネスフォン⇔スマホの通話はすべて内線通話が利用できるので、通信コストの削減と業務効率化に一役買ってくれるのです。
今回はSAXAとNTTのスマホ連携機能をご紹介しましたが、他のメーカーでも同じようなサービスを提供しています。また、別にクラウド型ビジネスフォンサービスを提供する事業者も増えているので、便利に使えるスマホを今よりももっと便利に活用しましょう。